記憶内容の改変を巡って(2)――護送を誤想すること
1978年の日本シリーズ(ヤクルト×阪急)はデーゲームだったので、放課後同級生A君の家でTV観戦していた。
日本テレビで中継された第2戦、CMに、当時人気が高かった刑事ドラマ『大都会 PARTII』の次回再放送の予告(タイトルは「護送」)が入った。
そこでは石橋蓮司の凶顔があまりにも剛直球にヤクザしていたのだが、CMが入るたびにその予告が繰返されるので、そのうちA君と一緒に「ぷぷぷっ」と噴き出してしまうのであった。
じつは先日、2014年日本シリーズが開催されるにあたって当時の記憶が突如蘇ってしまい、あの石橋蓮司をもう一度確認したくなったので即座にググってみたわけなのだが、護送されるヤクザ役は蓮司ではなく、志賀勝であることが判明した。
こんなところでも記憶ってやつぁいつのまにやら書き換えられているのだからたまらない……。
※参考までに:シガちゃんの「護送」