若者たたき あるいは スケベ親父たたき


乃公は萌え画だけでなくアニメ声優みたいな声をだす女子も苦手でございます(病気や障害によるものはその限りに非ず)。

かえりみるに、幼少女のような声が思春期以降の女子らからも聴かれることになったのは、多分、女優兼タレント(というか元フェアチャイルド)の YOUさんが喋るのを聞いたとき以降ではないかと思われます。

とはいえ、たまたま近所でお見かけしたこともある YOU さんの芸風は正直好きでありまして、あの声質にもとっくの昔に慣れているのでありますが、彼女にはどちらかといえば強い女のイメージがあり、また、ダウンタウンらとの共演のなかで育まれてきたお笑いタレント(女優)としての絶妙なキャラ立ち要素としてあの御声が生かされてきたわけなので、声の印象――とくにそれに対する好悪の度合いというものは可也相対的であることに留意が必要かとは存じます。

結局なにが言いたいのかということですが、巷で、衣服の袖を手甲のごとくにし(「萌え袖」と呼称されるそうです)、かつ、靴下をだらしのない脚絆のごとくにした女子がアニメ声優のような幼少女声で男子らと会話するのに出くわすと思わず「ギョギョッ」としてしまう乃公様でございますので、せいぜい因業な爺にならぬよう静かに生きていこうかと、そう自覚しとることを此処に記させていただきたい次第で御座居枡。

[注記01]:最近は靴下をだらしのない脚絆のごとくにした女子を見かけることは殆どなくなりました。女子の靴下については 1993年1月8日から3月19日まで毎週金曜日22:00 - 22:54に、TBS系の「金曜ドラマ」枠で『高校教師』というドラマが放映された頃の水準に戻ったのではないかと拝察します。
[注記02]:女子のことばかりくさするのはバランスが悪いので付け加えます。最近は夏季に上半身何も纏わないで闊歩する野蛮このうえない青少年を見かけることもほとんどなくなりました。渋谷あたりにはまだ生息するのかもしれませんが……。