そういえばずっと以前のこと、神保町・三省堂で2時間近く時間をつぶしていたら、いつのまにやら1Fエスカレータ前に於いて池田晶子さんのサイン会が開かれていてゾロゾロとおっさんばかりが列をなすのに出くわしたことがあった。「なるほど彼らが彼女の真性読者層であるのか!」 と思うた。
列のなかには神田村のおじさんたちもまぢっていてそれぞれが5冊ほどの新刊本を抱えていた。
池田さんは毛筆を握って、ひとりひとりに丁寧に署名されていた。