そんで、大塚の会社に居たTさんって、F.F.コッポラ監督の Rumble Fish のなかで Steveを演じていた Vincent Spano みたいな感じだったんじゃないのかと想像する……。

何ゆえかノートを携行してをり、刃傷沙汰に遭っては真剣な面持ちで何かを書きとめている Steve という青年は、此処日本の感覚では所謂不良というイメージには当てはまらない人物なのだが、どういう経緯か知らぬが、不良集団には必ず真面目そうな外見の奴がひとりくらいまぎれこんでいたりするものなので、そこのところがとてもリアルな設定だなあと感心したことを思い出した。