ちなみに『意志の勝利』で印象深かった顔の持ち主は、Hjalmar Schacht でした。彼はニュルンベルク裁判に於いて被告の身でありながら、尊大・傲慢な態度をとり続けたそうですが、成る程そう言われてみるといかにも尊大・傲慢な態度が似つかわしい傑物に見えてきます。他方、実際のところは謙虚で物静かな人物だったのだと評されるのならば、いかにもそのような人物として見えてくる風貌でもあります。