この記事(伝説の“花の高3トリオがよみがえる”)を読んで、ずいぶん前からブログにメモするつもりでいたことを思い出した。
小学校2年生のとき、「山口百恵桜田淳子はいかにも姉妹みたいにそっくりじゃないか、区別がつかないときがあるくらいだぜ!」と激しくY君に同意を求めたら、「あのね、姉貴が言うには既にカタがついたんだそうだよ」と即答されたことだ。
それから約十年後に登場した岡田有希子菊池桃子も際立って似て見えた。
似て見えたというのは変な言葉遣いかもしれないが、百恵/淳子、有希子/桃子共にいま較べると全然似てないよ、という気持ちが含まれている。

でも本当にインパクトがあったのは、広末涼子田中麗奈の登場である。御両人の場合、相貌が識別し難いという話ではない。当時漠然と抱いていた、漫画・アニメーション・TVゲームなどで表現されるにょしょうの典型的な印象を、恰も生身の人間の方から模倣して芸能界にデビューしたかのように映ったのだ。
あの頃はずっと目上の人間とだけ仕事をしていたので若年層・青年層のサブカルチャー的な世界から隔絶して生きていた……だからこそひときわ新鮮に感ぜられたのかもしれないが、じつは二人はレプリカントではないかと疑ったくらいだ――、と尾ひれをつけて強調する次第である。