まだ携帯電話がそれほど普及していなかったころ、(巨大機械等運搬・設置)職人である友人の車には下手したら信号機を狂わすほど高出力の無線機が積んであって、それを稼動状態にすることを「炊く」と称していた。

彼は、「長時間炊いてっト頭がクラクラしてくらぁーね」などと恐ろしいことを呟いていたが、今日なんかまさに頭がクラクラするほど外気が炊かれている。