• ニュース映像のなかでは、つくば市の某所にいたTVクルーが偶々撮影した、初期微動継続時間中の地鳴りが印象的だった。「何の音ぉぉおお!?」とマイクを持った女性から訊ねられたスタッフが「高速道路ぉ?」と指差しながら答えていた。たしかに“ガッコーン、ココーン”という響きは大型トラックやトレーラーが高速道路上の継ぎ目等を通過するときに鳴らしていくことがある。地震直前の地鳴りは茨城県北部ではよくあらわれる現象らしい。一度は直に聴いてみたく思う。
  • 原子炉を囲む建屋が一番最初に水蒸気爆発水素爆発? したときの独占映像を繰り返し流していた日本テレビは最低であった。要所要所で、炉からは煙が出ていないことを説明してはいたらしいのだが、俺が目にした小一時間は、爆発する瞬間をここぞとばかり何度も垂れ流していた。煙が白色に近い薄グレー色なのでとりあえず大丈夫だとは思ったが、多くの視聴者に対して多大な不安感を与えたのは間違いない。
  • もちろん、定点観測情報を隠蔽せずに市民に公開することはとても重要なことではある。そのこと自体とはまた別の話だ。