先日ある書類の記入欄に、見事なガリ版(謄写版)書体による書き込みがあるのを見つけた。黒ボールペンを使用したものだが、鉄筆のように刻まれて、ためいきがでるくらい均整のとれた、印刷ではないかと疑うに見紛うほど見事な達筆だった。記入者はおそらく年配の方なのであろう。

したっけ今日、以下を図書館で偶然みつけたのだった。

そんでもって中味をみたら、書体(楷書、稜線書体、沿溝ゴシック書体...etc)別に切り方のコツが説明されているので思わず借りてしまった。

B6二段組、豊富なモノクロ写真、随所にイラストありで、実に味わい深い版面だ。「いつか入手したい本」リスト入り決定。

謄写ハンドブック (1960年)

謄写ハンドブック (1960年)