I hear babies gurgle. I know they'll learn much more than I'll ever know.

都内の私鉄・元省線に乗ることはあまりに日常的で毎度同じ風景・光景を見ている(見せられている)ような気がするが、なかなか忘れがたい出来事も少なくない。

これまで最もハッとさせられた美人に遭遇したのも電車(東横線)内であった。そのひとはインド人の若母であり、傍らの旦那は日本人と見受けられた(が、ものごしがちょっと違う印象ではあった)。

インド美人となると、ジミヘン『BOLD AS LOVE』のジャケ絵でもご周知のヒンドゥー教ポスターなんぞに描かれている、ちょっと濃いめの美女(パールバティやラクシュミーが代表例)の面貌を想像されるかもしれぬが、そのひとは可也東アジア人よりの顔せなのであった。「つつましやかな、品格漂うタイプ」といえば当たらずとも遠からず、であろうか。

ところが、車内乗客たちのまなざしの中心となったのはその美女ではなくその赤ん坊なのであった。とにかくご機嫌で、喃語をまじえながら何分もケラケラ笑っているのである。嬉しそうに手足をぱたぱた動かして「だーだー、まーまー、ケラケラ……」と、とにかく元気なのである。

五大皆有響十界具言語
吾聴喃語恰鳥囀美聲如
車中乃老若男女皆莞爾
日印赤子既有超百万言

そのうち女子高校生のひとりがたまらず近寄って来た。見渡せば、爺さんも婆さんも、(普段渋面がデフォルトっぽいお疲れ)サラリーマン風も、OLも、皆みな微笑んでいるではないか!

そのとき私は、これってもう二度と体験することがないくらい、なんか、とてつもなく凄いことが起こっているのかも知れないゾと真実思ったのである。


あまりにもベタだけどyoutubeから。

最近寝不足気味らしい黒目高さんの生活を想像しつつ。


ところでこれ↓ なぜかCDは未だ所有していなかった! 明日あたり買いに行くべえかな。

Axis: Bold As Love

Axis: Bold As Love