『戦艦大和』

終戦四日後に死んだ祖父に関わる或ること(事業)が、ひょっとしたら分かるかもしれないということでDVDを購入。

阿部豊監督『戦艦大和』(1953・新東宝)

結果、映画からそれを確定するには難しいことが判明。

子供の頃、祖母からことあるごとに吾家の昔語りを聞かされていたせいもあって、大人になればいろいろ詳細なことについても自動的に把握していることになるのだろうと安直な気持ちでいた。ところが気づけば祖母はとうに死んでおり、親戚筋もみな高齢者となり、昔語りの機会が加速度的に失われつつあるばかりか、たとえ機会はあっても、思い出せない、あるいは、詳細に語るムードにはないということで、私が知りたいことの多くは迷宮入りとなりそうな気配である。

まあ、別段それらを知ったところでどうなるわけでもないのだが、自分の祖父母、曽祖父母、さらには高祖父母たちのことを語ることができる人々がいないという事実に、なんだかとてもしんみりとする初秋である。


戦艦大和 [DVD]

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