「羅和辞典で安値のものがあったら知らせて欲しい」という友人のリクエストにかないそうなものを見つけたのでお知らせした(研究社のやつが4,500円)。
その際、ホッブスで有名な“Bellum Omnium Contra Omnes”の“Omnium”がなんだったか記憶があやふやなことに気づき「グ検索」してみたところ、以下にぶちあたった。

轟音にして野蛮な音楽がダメな方はご遠慮ください。
Bellum Omnium Contra Omnes - Anaal Nathrakh

Pandemonic Hyperblast - Anaal Nathrakh

ブラックメタルについては、Venom、Bathory、Warfareあたりしか知らず(Venomはいまでもタマニ聴きます)、最近でも、インターネットの閲覧によって詳しい方たちから断片的な情報を得るにとどまるのですが、このAnaal Nathrakhという連中には、ちょっとグッと来てしまいました。

というより、いまさらながら、GISMが蘇ってきてしまいました。手元には過去に発表された音源のほんの一部しかないのが残念です。

贔屓の引き倒しになるかも知れませんが、「ディス・ヴォイス」って、横山Sakeviが世界で最初に演ったものと認識しています。デス系のこもったヤツだって、既に『Great Punk Hits』の「Death Exclamation」で披露してましたしね。

『Doll』誌のChaos UKのインタヴューで、インタヴュワーが聴かせた「DETESTATION」に「いいね!ちょっと貸してよ」(曖昧さ寛恕被下度)と彼らが即反応したのを記憶していますが、この唱法がここまで世界的かつジャンルを超えて広まろうとは予想だにしてませんでした。

音源が再販されないこと、一度再結成ライブを行ったものの公言どおり解散してしまったことが、四半世紀前の彼らの都市伝説とも相俟って、いまだにカリスマ性を感じさせてくれますね。

しかし、最近、全然俳句と関係ない駄文ばかり也。