ぶくおふ

『プリンキピア・マテマティカ序論』、A. N. ホワイトヘッド+B. ラッセル 著、岡本賢吾+戸田山和久+加地大介 訳、哲学書房.
フィネガンズ・ウェイク I・II』、ジェイムズ・ジョイス 著、柳瀬尚紀 訳、河出書房新社.
以上単行本(2冊で1,200円セール中だった)。

大本命『PM序論』をカゴに入れた後、ずっと売れ残っていたマーヴィン・ミンスキー『心の社会』を探したが見当たらなかった。売れてしまったのか......でも、隠されたのではないかと疑っている(笑)。
いつもより単行本棚全体が廉価本で占められている感じだったし。2時間じっくり見て回ったけど、PMとつりあいのとれるヤツはジョイス以外には、ミシェル・ウエルベック素粒子』だけだった。
来るのが遅かっただけかな。

あとは、ひさしぶりに再読しようと思って、
自虐の詩』(上)(下)、業田良家竹書房.
上は100円、下は350円。

楳図かずお猫目小僧』(1)(2)もあった。やっぱり欲しい。でも2冊で1,600円、散財だな。明日決めよう。

全く関係ないけど、3週間程前、もう中年なのにいまだに“武闘派”の血が抜けない旧友がやってきて彼自身のブームである「ケロロ軍曹」のDVDを「是が非でも観ろ!」とばかり置いて行かれた。
江戸時代に生れてれば旗本奴か町奴かというオーラびんびんの漢が「ケロロ軍曹」でアリマス!イヤハヤなんともでアリマス(泣) とはいえ、数年前、渋谷・ヴェローチェで本を読んでいると、沿道(246)から「銀河鉄道999のテーマ」(唄:ささきいさお杉並児童合唱団)が鳴り響いてきて目をやると、そこにはライトウインガー街宣車が!!ということもありましたので、もうとっくにアニメ⇔ヲタだのなんだのを超えて、日本男子の共有文化なのですね。ジャパアニメ。

で、「ケロロ軍曹」はいたるところに有名諸作品のパロディや本歌取りが仕掛けられていて、とくにガンダムをこれでもかというくらい偏執的にパロっているわけです。でも、あんまりしつこく迫られると、やっぱり天邪鬼が顔を出す。ガンダムじゃなくて、イデオンなんじゃないか、いまこそ懐かしむべきものは。と。

私はアニメについては、なんだかんだいって「サザエさん」(=エイケン)が一番だろうと思っている程度の人間なので、なにも知識なんてないのですが、イデオンの方がずっとストーリー展開やキャラクター設定や、あと、エンディングテーマ曲(唄:戸田さん)やらも数倍良かったんではないかという記憶があるのです。なので、ビデオレンタル屋さんで借りて確認するつもりだったのですが、もう置いてないんですわ>VHS......まあそんなこんなの週末でした。

ところで、高山宏による「長谷川町子論」はいつ著されるのだろう。もうずっと楽しみにしているのですが。


猫目小僧 (Vol.1) (スーパービジュアル・コミックス)

猫目小僧 (Vol.1) (スーパービジュアル・コミックス)