Boで一冊

ロデリック・M・チゾルム、哲学の世界4『知識の理論』、吉田夏彦訳、培風館.

105円也。無線綴で、現行の放送大学テキストと同様な体裁だけど、定価は昭和51年初版4刷で1,100円というから、当時としては高めの価格だったと思う。このシリーズ13巻までが刊行されていた模様。知らなかった。13巻目は、クワイン『論理学の哲学』となっている。サモン『論理学』は名著とされていたけど今でも新刊本屋で入手できるのかな。ところで本当に13巻(あるいはそれ以上)刊行だったのだろうか。まあ、別段そろえたいという意味ではなく......。

いま、当シリーズのような、一般読者向けの、現代英米系哲学叢書(一冊180頁程度)を出すと、結構売れると思うんだけれどな。出版社は、培風館、共立、大修館とか、あと、翔泳社なんかどうだろう。かっこいいゼ。