2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『実践批評』

I.A.リチャーズ『実践批評』 英語教育と文学的判断力の研究、坂本公延 訳、みすず書房忸怩たるかな、読み止し状態で返却。原テキストが難物なのだろうか、決して読みやすい訳文ではない。裏表紙の惹句にある『オックスフォード文学辞典』の引用部分は、かな…

BWV564

元気づけに何かクラシックを聴きたいときは、バッハ「BWV564 トッカータ、アダージョ、フーガ」がいい。いつもはTon KoopmanのCDを聴いているのだが今日はYOUTUBEで。 演奏の様子というか「大変さ」が見て取れて楽しい。ドローン低音部のぺダリングは職人芸…

末木剛博先生著『記号論理学―その成立史の研究』

末木剛博、『記号論理学―その成立史の研究』(東大学術叢書15)、東京大学出版会、1962もう十年以上、古書店に立ち寄る際には必ず探していたのだが見つからないままだった。 ようやく落掌。全286ページ、新書サイズのハードカバーで、目次は以下。 序文 0. …

神生彩史句集『故園』

彩史の第二句集をようやく入手。 神生彩史、句集『故園』、琅玕洞、1956年「序・日野草城、昭和二十七、二十八、二十九、三十年作品、戦争に関する作品、跋・伊丹三樹彦、あとがき」という構成。印象に残った句を引用させていただきます。 土砂降りの中うつ…

「Mo Ghile Mear」

The Chieftains『Long Black Veil』の劈頭を飾る「Mo Ghile Mear」(唄・Sting)を鼻歌にすることがあり、興に乗ずるうちに全く出鱈目なゲール語が自分の口から飛び出して、我ながら「馬鹿か」と思うことしばしばなので、冷静なうちに歌詞を覚えたいと思い立…

新書

岡嶋裕史『ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学』(光文社新書)を読む。土屋賢二先生のエッセイに笑ってしまうたちなので、随所にそれと同質のユーモアを見出し、笑う。私はIT業界とは無縁な人間だけれども、外部情報から想像するものとそれほど…