2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

五十嵐一『神秘主義のエクリチュール』(法蔵館)

たまたま図書館で目にした、五十嵐一『神秘主義のエクリチュール』(法蔵館)を読む。 予想とは違いたいへん読みやすい文章である。五十嵐氏が学部では数学科(東大)を卒業されていたことを初めて知った。 バブルの頃、TVにてイスラム問題についての時事…

突然ギターざくざくの轟音を聴きたくなることがある。'85年頃、齢を重ねてもメタリカくらいはたまには聴くのではないかと予想していたのが、今となってはメタリカを聴き返したいと思うことは殆どなく、まれに脳内に蘇ってくるザクザク音源は、Slayer、S.O.D…

渡辺哲夫『〈わたし〉という危機 問いの再生1』(平凡社)

かのモラリストに「太陽も死もじっと見つめることはできない」という箴言があるが、著者が長年対峙してきた重篤のスキゾフレニー患者は、文字通り、太陽と死をじっと見つめる狂気のうちにあった。 この著作は、既著『死と狂気』(筑摩書房)でとりあげた「夏…

CDで聴くよりこっちのほうがいい。 レヴィン禿翁のイントロにしびれる。 ブリューのランダムっぽいタッピングにしびれる。 フリップ教授の笑顔/真顔、コードの上昇/下降。 なんかどうでもよさそうな歌詞......。 (そういえば昨晩は、『ザ・ロア・オブ・P…

四月馬鹿げた風が吹く、アウレリャーノ・バビロニアよ

きょうは西東忌。 1年はあっというまである。 昨年も春台風ばりの烈風であったが、それは早暁までで、午後は夏日だったはずだ。 今日はきのうと同様、花冷えである。 まったく能が無い話だが昨年と同様、 君らに風の強いスカート西東忌 秋元不死男 が、頭の…