町田康『告白』読んで、河内音頭をちゃんと聞きたいと思っておりましたが、鉄砲光三郎のものが図書館にはありませんでしたので、とりあえず、『再発見・ニッポンの音/芸 アウトロー伝説』(テイチク)から京山幸枝若「河内十人斬り(浪曲河内音頭)」を。そこか…

多木浩二、「雑音が音楽を変える」、『大航海 No.５６』所収.ノイズについて、そのリズムの特徴によって、ルイジ・ルッソロがたてた六分類が載っていた。 引用します。 車のゴロゴロいう音、唸り声、爆発音、衝突音、サブンという音、とどろくような音。 空…

図書館未使用本放出で、ALBERT SAVINIO, FRANCESCO CLEMENTE, The Departure Of The Argonaut, Peterburg Press, 1986.をいただいた。ありがとうございます。これです。サヴィニオ（小説）って知らない。クレメンテ（絵）も知らない。 サヴィニオは巻末の Tr…

先日、五島美術館で開催されている「蒼海副島種臣 全心の書」特別展に行ってきた。文字の方から「勘弁してくれよ」と文句が聞こえそうな悪筆の自分。書道との縁も学生時代に某新聞社書道展にてアルバイトしたことぐらいなのだが、榊莫山『書のこころ』(NHKブ…

本屋さんで『素数の音楽』という非常に美しいタイトルの本を目にしてぱらぱらとめくる。 現代音楽がテーマかと思いきや、まさに「素数」を巡る数学読み物だった。 冒頭ちかくに３つの数列問題があり、うち２問は私のような暗愚にも即答できる小学生レベル。…