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昨年ヘルプチーム先でよくお喋りした理工系青年もいつの間にか消えていた。また自室に引きこもりながらでも遂行可能な(ITの)仕事に就いたのであろう。

本家チームで英語話者対応だったS女史は長年悩まされてきた持病が急速に悪化したため辞職してしまった。昨年仕事中に意識を失い救急車で運ばれてから、「もういつ死んでもおかしくないのよ」「べつにこんな世界に未練なんてありゃしないわ」などと折に触れて仲のよい社員と話していたので、「いつやめてもおかしくはない」と周囲のひとたちは覚悟していたようではあったが、それでも皆のあいだに「あ~突然やめられてしまった・・」感が漂っているのが伝わってくる。

帰国子女だったS女史はお育ちのよさと米国で受けた教育の影響か「上品かつ強い」ひとで社内でも目立つ存在だった。彼女はすでに還暦を過ぎていたようなのだが外見はせいぜい50歳くらいで、(そもそも)年齢など感じさせない活力と甲羅を経たユーモアのある方だった。

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昨年極月に異動してきたニュー支店長の意向もあり社内体制が(大きく)変更されはじめた。

隣接チームにおいてはこれまでとは大きく内容の相違する案件(システム)が導入されたもののこれに対応できないひとが現れ始め、あろうことか、上長格数名が長期病欠となっていることを知ることとなった。

比較的長い期間欠勤する者については(コロナetc .でなければ)その「病欠期間中」に就活し、行く先が決まり次第そのままおさらばする人もいるのではないか、と想像する。

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まれに小中学校時代の季節感が甦ることがある。

ほんの数秒間ではあるが世界の(忘却して久しい)新鮮な感覚を味わうことができるので(はかなくも)幸福な時間だとは言えよう。

とはいえ春に対する感受性は歳をとってからのほうが優っているのかもしれないと思わなくもない。

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このたびの派遣先では2人の非定型発達者(SさんとHさん)、そして、 PTSD のAさん、パニック障害のBさんなど、厄介な問題を抱える様々なひとたちとの出会いがあった。

SさんとHさんについてはLD系であることよりも性格に一層問題があるひとたちなので幾度となく業腹な気持にさせられてきたが、「あんたたちもこの会社でできるだけ長く働ければいいね」という気持ちは抱いている。

Bさんは仕事量を軽減されたことで発作はなくなったようなのでとりあえずよかった(・・・とはいえ、出世コースから外されてしまったので本人にしてみれば「よい」というわけではないのだろうが)。

(障害のなかでは一番大変そうな)Aさんについては一日も早く寛解することを切に願う次第である。

こんなことを記しても何の役にもたたないのだが役に立つ/立たないなど HatenaBlog ではどうでもいいことなのでいつもどおりここに記すことにした。